さて、現在思い描いている夢について、大堀さんに尋ねてみました。
大堀貴士さん
(シュート)
(シュート)
公立の小学校とは違う、独自の教育プログラムをやれる、自由教育の学校を作れたらと思ってるよ。公共教育にはまらない、はまれないような子が通えるような学校。
それと、障害者の子のための場づくりもしたいね。高齢者も含めて福祉のほうに広げていきたいな。
それから、学童保育のような場を作りたい。これは現在ある公共教育の場に近寄っていく感じやね。公共教育に近い場所で、貧困や家庭環境の問題など、さまざまな困った状態を抱える子たちを支えていく、そういう場を作りたい。
そして何よりも、そういった場にはいつも馬がいること。
馬がいてくれるっていうのがハーモニィカレッジの魅力やから。
それと、障害者の子のための場づくりもしたいね。高齢者も含めて福祉のほうに広げていきたいな。
それから、学童保育のような場を作りたい。これは現在ある公共教育の場に近寄っていく感じやね。公共教育に近い場所で、貧困や家庭環境の問題など、さまざまな困った状態を抱える子たちを支えていく、そういう場を作りたい。
そして何よりも、そういった場にはいつも馬がいること。
馬がいてくれるっていうのがハーモニィカレッジの魅力やから。
仕事のパートナーである馬を、乗用馬として走れない老齢になってもずっと共にいられるようにしたいとの思いから、ハーもニィカレッジでは「馬耕」(馬の力で田畑を耕すこと)にも取り組もうと夢を抱いて、農作について学びだしたそうです。
取材で大堀さんのお家にうかがうとゴールデンレトリバーのナナちゃんが迎えてくれました。近ごろは人から譲り受けたというヨットに乗るのが楽しいそうで、愛犬ナナちゃんと鳥取の海にくり出しているそう。波や風と上手くつきあって奔る必要のあるヨットを操っていると、人生そのものについて教えられるような心地がするそうです。
「ヨットはさ、追い風のときはもちろんよく進むけど、実は向かい風のときも進むんよ。で、いちばん進まないのが、無風のときやねん。人生も一緒で、追い風でも向かい風でも、人は前に進むんじゃないかな。いちばん進歩しないのが無風のとき。このときは、いったんストップして、自分について考えるときかなあ……」
そんなふうに語る大堀さんのお話には、いつでも風や海や山や草や馬たちといった自然の景色が宿っていることを感じました。
最後までお読みくださりありがとうございました。
さまざまな立場の方に、なにか少しでもヒントになることや、考えるきっかけになることがあれば嬉しいです。
次回の連載は、セクシャルマイノリティとして活動する「ここいろhiroshima」のお二人に登場いただきます。どうぞお楽しみに。