やくたいもない話

「役立たず」を意味する静岡方言「やくたいもない」。
帰郷した哲学者はこの言葉を手掛かりに、有用性や生産性に向かう時代の奔流に抗して、庭に生える梅の古木、魚釣りのアタリ、昔聞いた落語の演目、早くに逝ってしまった親しい人々、押し入れの奥から出てきた古い写真など、生活に射す光と陰に思いを巡らし、
その痕跡を文学的タッチで記録していく。
静岡大火(1940年)の貴重な写真15枚を口絵に掲載。

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- 対象
- 一般
- 作者名
- 伊藤徹
- 価格
- 2,200円 (本体2,000円 + 税10%)
- ISBN
- 978-4-652-20682-9
- サイズ
- 四六判
- 発行
- 2025年04月
- ページ数
- 288ページ
- NDC
- 914