朝読みのライスおばさん
「お礼は不要! 感想も不要!」
月曜日、週のはじめの朝読みタイム、五年二組の教室に突然やってきたなぞのおばさんは、ヘンテコな話を踊りまでつけて読んだあと、ポカンとするクラスのみんなにそう言い残して帰っていった。
──なぜ五年二組にだけ来るのか? クラスのだれかの家族でもないみたいなのに? ふくらむ疑問に先生も答えてくれない。コースケたち新聞部員でおばさんに取材すると、朝読みタイムをめぐって自分たちの知らないところで問題が発生していたことがわかる。
そこで「読み聞かせ」と「自由読書」とどちらがいいか、クラス全員のアンケートを取ることにすると……。
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見開きイメージ
- シリーズ
- ★児童文学
- 対象
- 高学年~
- 作者名
- 長江優子
- 絵
- みずうちさとみ
- 価格
- 1,540円 (本体1,400円 + 税10%)
- ISBN
- 978-4-652-20659-1
- サイズ
- B6判
- 発行
- 2024年11月
- ページ数
- 187ページ
- NDC
- 913
編集者コメント
朝の読書の時間、「自主読書」と「読み聞かせ」どちらが好きですか。 読みたい本をひとりで読むほうが好きな人もいるし、おばさんみたいなパフォーマーが現れたら次回はどんなものを読んでくれるかと楽しみにする人もいるかもしれません。
例えば朝の読書の時間ひとつをとっても、意見はさまざま、その日の気分で違うことだってあります。同じクラスにいても、ひとりひとり別々のものさしを持って日々を生きているなかで、みんなが気持ち良く納得できる方法はあるでしょうか? コースケたちと一緒に考えてみてください。