こそあどの森のないしょの時間
この森でもなければ、その森でもない、あの森でもなければ、どの森でもない〈こそあどの森〉
スキッパー、トマトさん、ポットさん、スミレさん、ギーコさん、トワイエさん、ふたご。──だれでも、胸の中に大切に秘めている大切なできごとがある。森のひとそれぞれのないしょの話を1話ずつおさめた短編集。
「こそあどの森の物語」シリーズ誕生30年を記念した姉妹編。
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- シリーズ
- ★児童文学, こそあどの森の物語, おすすめの本
- 対象
- 低学年~
- 作者名
- 岡田淳
- 価格
- 1,650円 (本体1,500円 + 税10%)
- ISBN
- 978-4-652-20606-5
- サイズ
- A5変型判
- 発行
- 2024年05月
- ページ数
- 127ページ
- NDC
- 913
トピックス
2024年6月15日 毎日小学生新聞で紹介されました。
編集者コメント
稀代のストーリーテラーである岡田さんですが、この物語の誕生は原稿用紙からではありませんでした。その始まりの舞台はスケッチブック。岡田さんは絵を描きながら〈こそあどの森〉へ入っていったのです。文章で「作りあげる」前に、スケッチブックの向こうに現れてくる世界を訪ね、そこに住む者たちと出会い、つきあいながら、まさに「生まれる」ように誕生した物語世界は、やがて本当に存在している森のように、作者と読者の中で広がっていきました。――シリーズの姉妹編となる本書は、森の人たちそれぞれの、だれにも言わない内緒の話を7編集めた短編集です。これらのお話は、こそあどの人たちの魅力をさらに深めてくれるだけでなく、読者それぞれの胸の中にある森にそっとかくれている、大切な時間を思い出させてくれるかもしれません。〈松田素子(編集者)〉