ひげよ、さらば 上
記憶喪失の猫、ヨゴロウザがいきついたのは猫たちが住むナナツカマツカの丘。あまたの敵から身を守るべく、群れない猫をまとめる理想に向かう片目に出会う。そこから猫たちの骨太な叙事詩が始まった。名作長編・三分冊の上巻。
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- シリーズ
- ★児童文学, ひげよ、さらば
- 対象
- 中学生〜
- 作者名
- 上野瞭
- 絵
- 町田尚子
- 価格
- 1,760円 (本体1,600円 + 税10%)
- ISBN
- 978-4-652-20545-7
- サイズ
- B6判
- 発行
- 2023年04月
- ページ数
- 367ページ
- NDC
- 913
備考
2023年7月23日 読売新聞で紹介されました。(宮部みゆきさん)
2023年 舞台化されました(脚本・演出/蓬莱竜太さん 9月/東京PARCO劇場 10月/大阪COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)
編集者コメント
上野瞭の代表作ともいうべき『ひげよ、さらば』。原稿用紙1500枚ほどの骨太な名作長編が、町田尚子のみずみずしい絵を携えて三分冊で生まれ変わった。数多く登場する猫はじめ、犬、ねずみ、ふくろう、蛙、蛇…そのひとりひとりの魂をなまなましく感じるのは、上野瞭の哲学が息づいているからであろう。群れないはずの猫は共同体を作りうるのか? 読後、自分のひげはなんなのか、それにさらばといえるのか、考え続けたくなる。