シュトルム ショートセレクション みずうみ
市井の人々の深い人間関係を色濃く描いた、ドイツ・詩的リアリズムの代表的作家、シュトルム。もの悲しくも美しい追憶の世界が繰り広げられる『みずうみ』ほか、人間の心の機微が楽しめる短編4篇を厳選して新訳でお届けする。
収録作品
みずうみ
雨の精トルーデ
リンゴが熟したとき
人形使いのポーレ
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- シリーズ
- ★児童文学, 世界ショートセレクション, 世界ショートセレクション 第3期
- 対象
- 高学年~
- 作者名
- テオドール・シュトルム
- 訳者
- 酒寄進一
- 絵
- ヨシタケシンスケ
- 価格
- 1,430円 (本体1,300円 + 税10%)
- ISBN
- 978-4-652-20334-7
- サイズ
- B6判
- 発行
- 2019年11月
- ページ数
- 223ページ
- NDC
- 943
備考
2020年1月号 MORGENで紹介されました。
2020年9月号 子どもの本棚で紹介されました。
編集者コメント
手軽に人と人がつながることができなかった時代に、シュトルムによって描かれた、市井の人々のひときわ深くいとおしい人間関係は、色濃くさまざまな面相を見せる。繊細で美しくどこかもの悲しさや諦念を感じる「みずうみ」、社会で生じる軋轢に光を当てた「人形使いのポーレ」、滑稽さが滲み出る「リンゴが熟したとき」、幻想的でユーモラスな「雨の精トルーデ」。読者は人間の心の機微に向かう本能が呼び起こされることだろう。