荻原規子の源氏物語 紫の結び 一
●荻原規子さんからのコメント
はじめて原文の「源氏物語」に接した時、早く読めることに驚きました。それまで、いつまでも話が進まない、一文が長くてじれったいほど回りくどい作品が「源氏物語」だと思っていたのです。それは、現代語に直すとき、言葉をあれこれ足さないと成立しないせいでした。もう少し手早く読み進める「源氏物語」がないものかと考えました。
主要な帖を抜粋しただけでも「源氏物語」は十分おもしろいし、むしろ、物語としての整合性があります。まずは光源氏、藤壺の宮、紫の上の一生を知ってほしいという願いをこめて、読みやすくまとめてみました。
●編集者のコメント
ナレーションの部分の敬語を取り外し、和歌を意訳にした事でうまれるスピード感が現代のリズムにあった新しい源氏物語になっています。若い人にぜひ読んでほしい現代語訳です。
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- シリーズ
- ★児童文学, 荻原規子の源氏物語 全帖完訳セット
- 対象
- 一般
- 作者名
- 紫式部
- 訳者
- 荻原規子
- 絵
- 君野可代子
- 価格
- 1,870円 (本体1,700円 + 税10%)
- ISBN
- 978-4-652-20033-9
- サイズ
- 四六判
- 発行
- 2013年08月
- ページ数
- 368ページ
- NDC
- 913
備考
2018年7月24日 毎日新聞 夕刊で紹介されました。