現代語で読む「たけくらべ」
舞台は、吉原遊郭近くの下町。龍華寺の息子・信如と、大黒屋の娘・美登利は同級生だが、二人の仲を友人にからかわれ、恥ずかしくて口も利けずにいる。あるとき、喧嘩の巻き添えになった美登利は、乱暴者に味方している信如が許せない。二人は、本心を語り合えないまま、やがて成長し、それぞれの道へ進んでいく。思春期の若者たちの姿を描く表題作「たけくらべ」の他に、「にごりえ」を収録。
女優の鶴田真由さんから、シリーズへの推薦コメントをいただきました。
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- シリーズ
- ★児童文学, 現代語で読む名作シリーズ
- 対象
- 高学年~
- 作者名
- 樋口一葉
- 訳者
- 山口照美
- 価格
- 1,320円 (本体1,200円 + 税10%)
- ISBN
- 978-4-652-07997-3
- サイズ
- 四六判
- 発行
- 2012年05月
- ページ数
- 184ページ
- NDC
- 913
編集者コメント
いつの時代も変わらない、人間のほんとうの姿を伝える名作・古典を、言葉の壁を超えて読んでもらいたいという思いから創刊されたシリーズです。第2弾は、5千円札の肖像でもおなじみの樋口一葉。代表作の「たけくらべ」は、言葉にできない想いを抱えながら、子どもから大人のへと向かっていく若者たちの姿を描きます。これは、まさに時代を超えて読み継がれるべきヤングアダルトの最高傑作だと思います。
「現代語で読む名作」シリーズは、さらにラインナップを充実していきます。