かたあしの母すずめ
蛇に卵を盗られたり巣を焼かれたり……。何度もかなしみがおとずれようと、絶望せずにすずめは前をむいて、ただ見まもるしかないわたしをおどろかせる。ひなを必死にまもる、母親のすずめの、強くやさしいすがたをえがいた話。
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- シリーズ
- ★絵本, えほん・椋鳩十
- 対象
- 高学年~
- 作者名
- 椋鳩十
- 絵
- 大島妙子
- 価格
- 1,870円 (本体1,700円 + 税10%)
- ISBN
- 978-4-652-20236-4
- サイズ
- A4変型判
- 発行
- 2018年01月
- ページ数
- 32ページ
- NDC
- 913
備考
2022.5月 小学図書館ニュースで紹介されました。
編集者コメント
蛇に卵を盗られようと巣が煙にまかれようと、決して絶望せずに前をむく母親雀の姿。昭和16年に書かれたこの作品は、戦争という死を賛美さえする世にあっても動物に託すことで屈っさずに、椋鳩十が「命の重み」をこどもたちに伝えたくて書いた作品です。そのため「生きること」への切実な想いがどこにもにじんでいます。本質を描いた椋作品を低学年からも味わってほしいと、気鋭の画家が全力で絵を描き絵本化したシリーズの第3弾。